白夜行を読んで

白夜行 (集英社文庫)ドラマ「白夜行」の原作でございます。ドラマ観終わってすぐ原作読みてー!と購入したものの分厚くて躊躇、しかし一旦読み始めると止まらず読み進めてしまいました。
登場人物がたくさん出てくるけどもドラマのキャストに置き換えて読み進むのでこんがらがらずにすみました。・・・すんでしまいましたという方が正しいか。こんがらがりたかった!!読み終わっても解けないパズルを読み返して解きたかったな・・・。小説の楽しみをドラマ観たことによって半分いやもっと奪われたかも。残念。

読んだ感想というよりもどうにもドラマとリンクさせてしまうのだけれども。普段は原作やネタばれは嫌だーと思う方ですが、今回の白夜行は先に原作を読んでたらもっとドラマも楽しめたような気が。「雪穂の亮司も表向きはあんな見えたけどこんな思ってたんだな」とドラマの見方そのものが変わってただろう。ドラマはドラマで興味深く重さにぐったりしながら観させてもらった。原作を読んでから初観したらどうやって見えたのかはもう試すことができないのが歯がゆい。どっちかというと何も知らずに原作を読みたかったな、という気持ちの方が大きい。