映画2本について

bird call」と「東京大学物語」の2本。相当ネタばれ毒舌注意の『続きを読む』にしておきます。








初日に観にいったのさ。すげー混んでました。鈴木えみちゃんのVTRが流れたからかな。春から始まるぎゃるさーに出ます!って言っておられました。そして本編。yahooでも何度もみたけどやっぱパシっと1本で見たかったさ。鈴木えみちゃん演じる園子の彼氏役が田中圭くん演じるサトナカ。園子の友達が奥田恵梨華氏演じるミユキ。あまりに正義感が強いからか優しいからかサトナカ、結構罪な男子だよなと感じつつそこが若いゆえの痛さというか切なさというか純粋さというか。そんな日々から遠ざかってるわたくしにはそういう痛さに鈍感になっていることに気づかされ、逆に痛い作品だと改めてみて思いました。話は重いけれど・・・最後の5分の映像美しさ音楽のすばらしさ、現在と未来の交差・・・美しくてかなり救われます。

  • 同時上映の「ため息の理由」

気持ちの整理に不器用な女子3人。本音と建前。存在の薄い自分、本当のことが言いきらない辛さ苦しさ。それを吐き出す手段にラジオを使うのが好き。淡々とお話は流れていってそのテンション好きだし、少なからず自分にもある表と裏の話、共感部分の多い映画だったな。加藤ローサちゃんの罵声は素敵でした。

わたくし田中圭くん出演作品には愛情を持って接したいと思っているので、もう一回見たらまた感想変わるかもしれないな、なんて思ってたんですがあっという間に東京の上映は終わってしまいました。
実はこの映画何段か落ちになってます。1段落ちまでは田中圭くんは今のいいとこ撮ってくれてるし遥ちゃんかわいかったし原作の印象深いであろう場面も再現されてたし、またそれがなかなか素敵なシーンになってたので良かった良かった、ちょっとエロい青春映画だったわと楽しませてもらって。
それがラスト10分、江川監督のやりたかったことはこれか・・・と。「江川の江川による江川の為の映画」だと気が付かされるわけです。パンフに書かれていた言葉、そりゃ1番泣くのはあなたでしょうね、と妙に納得してしましました。内輪ネタを本編に入れるそのセンスにはある意味脱帽、ある意味怒りを覚えました。
公開初日に行ったので鑑賞後に舞台挨拶がありました。「見透かされてる気がする」と言ってハズカシそうにして妙に高いテンションが印象的な田中圭くんでしたがいかんせんラスト10分直後の出来事、自分テンション低かったです・・・ごめんなさい。