「パッチギ！」試写
※ネタばれあり
「ゲロッパ」の井筒監督作品ということで。1968年の京都が舞台、日本の高校生と朝鮮学校の高校生との恋愛あり友情あり暴力ありの青春映画ですかね。どこにでもいる若者のお話が基本なんだけど、根底にはとても難しい民族間の問題は避けられない。そこを表しつつもユーモアたっぷりなので重くなり過ぎず。この問題に関してまったく無知なことで余計この物語に痛いとこ突かれた感じがするし、より問題とはまったく関係ない友情やらを強く感じて涙しましたよ。全編で使われる「イムジン河」って曲がとても素敵なメロディーで切ないっ。効果的に使われるので改めて聞きたくなること必至。
主演の塩谷瞬くんや高岡蒼佑くんっていうのは名前は知ってるけどお芝居してるとこはまったく、他若い俳優さんは全然知らない方々でした。雑誌で見る塩谷くんは美少年だけど映画の彼はダサダサ（笑）強いオーラーはないけど若いもんの純粋さや単純さを過不足なく表してて好感！どっちが主役かわからないほど登場するのが高岡くん。オグレンジャイ所属*1の彼を一度は見たいと思ってたが、ホントにこういうガラ悪いガキいたんじゃないかなぁって思わせる。相手役の女子はちょっと弱いけどかわいかったな。ガンジャ役の真木よう子さんはちょっと憧れるわ（笑）他オダギリジョーと加瀬亮の役どころも見ものではないでしょうか。青春映画はにはやはり脇のベテラン俳優（大人）が出てると物語をキュッと締まりますね。いやぁ、面白かった！何度も観られる映画ではないけど（肉体的に痛いっ）音楽は是非。「あのすばらしい愛をもう一度」なんてかなりいいですっ。
1月22日よりたくさんの劇場で公開されるようなので是非！
